内出血の機序

美容鍼によってお顔に内出血が出来る可能性があります。ではどうして、内出血が出来てしまうのでしょうか。
鍼を刺すということは、物理的に皮膚に刺激を与える行為です。通常は血管自体が新しいものだと弾力性がありしなやかです。しかし、内部環境が悪化しているところ、循環が悪いところ、血流の滞りがある場所は血管の弾力性が低下しています。その為、その部分に刺激が加わると、血管を傷つけてしまい、血液が皮膚の外部に放出されず、内部に残ってしまいます。
それが内出血です。身体には無数の網目状に毛細血管が張り巡らされています。それを目視で避けて施術をすることは解剖学上、不可能と言われています。
ですが、この内出血は必ず消えます。期間にすると2週間程度のお時間が必要になりますが、出来たとしてもファンデーション・コンシーラーで隠せる範囲だとお考え下さい。

内出血の経過・治癒について

内出血が出来た当初は、赤・青色になることが多いです。その後、血流や重力によって少し内出血の範囲が広がることがあります。薄くなる過程で、黄色や緑のような色に変化をし、さらに薄くなり消失していきます。最終消えるまでは2週間程度かかる可能性があるとご理解くださいませ。大切なご予定がある際にはその旨をお伝えください。直接お顔に施術するだけでなく、頭皮など、隠れる場所等を見極め、施術させて頂きます。